今年も無事に芋掘り体験が終了しました。
毎年、保育園のプレスクールのイベントを受け入れています。2歳くらいの子とその親が10組前後やってきて、ワイワイ楽しく芋掘りしています。

土の中からジャガイモが出てくることに驚いたり、大きな芋を見つけて喜んだり、「これ、ちっちゃいね」と言って小さい芋を集めて報告してくれたり、いろんな虫を捕まえて手の平に乗せてみたり。子どもたちはまだまだたくさんの芋は掘れませんが、それぞれがたくさんの発見と体験をして帰っていきます。

一方、いつも盛り上がるのはお母さん!大きな芋がたくさん出てくると大興奮。「こんなに大きなの見たことない」とか「これがおいしそう」「あっちの種類も掘ってみたい」と、どんどん掘り進めていきます。子どもはそっちのけで。

僕もそうでしたが、農業体験なんてほぼ未経験で大人になった世代。
「楽しい、でも子どもがいなければこんなイベント参加しなかった」
子どもをきっかけに、親が感動を持ち帰ってもらうのも、このイベントの目的のひとつです。

さて、農家の立場から考えると、これはひとつのビジネスです。育てた野菜が、収穫作業をしてもらった上に、その場で買って帰ってもらえるのです。もちろん出荷調整も必要ありません。一組の家族が2000円分購入してくれたとすると10組で20,000円。1日に午前と午後の2回開催すれば40,000円。それを土日の2日行うと80,000円。うちのような小さな農家が1作で8万円を売り上げるというのは、結構な収入です。非農家の人がやってもいいボーナスになるんじゃないでしょうか。ただ、ひとつ難しいのは、ジャガイモは連作が苦手ということ。ジャガイモ農家はずっと連作してるので、乗り越えられなくはないはず。

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無農薬無化学肥料で旬の野菜を年間70種類程栽培しています。

少量多品目栽培をやりたい人、いろんな野菜のことを知りたい人のお役に立てれば嬉しいです。